木こりの観察日記

木こりの硬いところを柔らかくして抜く為の成長記

森林と山で働く人達の昔と今④

世の中にはキモいと言われるヤツがいる、
ここにも1人、豚しゃぶ作ったのにぽん酢忘れたーー( ノД`)…キモいヤツです。


さて今日で取り敢えず森林と山で働く人達の昔と今についてお話しするのは最後となります

昨日言ったように
今日は昨日の内容と平行して起きていた

もう1つの時の流れのお話しをしたいと思います。

日本の林業が何故ここまで衰退してしまったのか、もう1つは


◇過去の成功体験が余りにも大きかった


戦後から高度経済成長期にかけて住宅や紙を作ることが非常に求められたことから、

木材の価格が上昇し、
木材の価格と比較して低い賃金コストと相まって
伐れば伐るほど儲かる時代が続いた。

更に、「役物または小節材(材の表面に少し節が見える木材)」
と言われる木材の表面に節の無い材
(高品質の木材として扱われる)
が飛ぶように売れた時代で、
当時は良いものを作れば高く売れた。

また、林業が余りにも儲かったことから、
木材を伐り出した跡地を放置せずに、
すぐに新たに木を植えることを行った。

しかし!、

このような状態が永遠に続くわけがなく、
外材の輸入に伴って、木材の値段が下がるのと平行して森林資源も無くなり、
林業業界は長年にわたり、木材の値段が下がっていくことだけを問題としてきました


結果

森林所有者(山主)をサポートするシステムも、木材生産や森林整備に不可欠な林道も未整備のまま放置してしまった

林業の現場では生産管理というものは無縁の世界で、
雇用形態や人事管理などが、大正時代からほとんど変わっていないのが現状となっています。

ザックリとこのような2つの理由から林業は現在も盛り上がりにかけるお仕事となってしまっています。


どうでしたか?

何故林業が知られなくなったのか、
その原因がなんとなーく見えてきたのでは無いでしょうか?

少しでも分かっていただけたら幸いです。

さて、また明日からはふざけた←出来事をお話ししますね(笑)

長々としたお話に付き合って下さりありがとうございました

でわまた マル