木こりの観察日記

木こりの硬いところを柔らかくして抜く為の成長記

本の感想①

世の中にはキモいと言われるヤツがいる、
ここにも1人、
肩痛いから外してメンテナンス出来なキモいヤツいかなー。


語彙力のブログで触れた1冊目の本を読み終えたので感想を書きたいと思います(映画の予告のようなネタバレです)


題名は 伊坂幸太郎の 

    火星に住むつもりかい? です。




現代の日本警察が犯罪から国民を未然に守る為と言って、

内部に平和警察と言う名で組織を作り、

中世の魔女狩りで行われていた事を疑わしい者に執行するようになってから

数年後の仙台を舞台にしたお話です


読み始めた時は、

「うん? これは1人1人の登場人物に起こっていることを短編にしたものかな?」

っと思ったのですが、


20Pを過ぎた辺りから「お?!」っとなって少しずつワクワクし初めるが


すぐ違う内容になって、

本の中の仙台で生きる人達の異常な、変な、日常が綴られ、


しかし段々と「え?」「酷い!」「えっえ?! どういう事?」と声を挙げたくなるような事が、

立場を替え、写し方を替え、状況が変わりながら起こり


何かは明かさず、ジワジワと姿を現していく謎の存在がスポットライトを浴びていく。

そして中盤から劇的に謎の存在に迫り、

読みながら

「これ映画化してほしいなー」

自分ならこの役を芸能人の誰にやってもらいたいかなーっと想像しつつ


読み終わってみれば、


「あーっ、やられた!」っと


何回も繰り返し言っている自分に気付く。


一体いくつ伏線があるのかと思わせるほど巧みな筋書きに圧倒され、

それでいて、

最後に全てが繋がっていると分かり、


「ニヤリ」っとする者が居る


久し振りに「やられた!」っと思わされた本でした

興味を持たれた方は、是非読んでみて下さい マル